あなたは今どんな気持ちですか?
突然聞かれても答えられない方も多いと思います。
そんなに感情が湧いていない状態であるということもあるでしょうし、自分の感情を感じることが難しくてわからなくなっていることもあると思います。
また、感情を感じないようにしている方も多いと思います。
私たちは幼少の頃から自分の本当の気持ちを表現すると他人を嫌な気持ちにさせてしまうことを学び、本心を他人に伝えることをしないで大人になっていきます。
自分がスッキリしたいからと一方的に感情を相手にぶつけるのは良くないですし、公共の場で泣き叫んだり喚き散らかしたりするのは迷惑です。
感情のまま行動に出てしまうことはやめておいた方がいいでしょう。
では感情はどのように取り扱うのがいいのでしょうか?
感情はどのように取り扱うのがいいの?
私がしてほしい感情の取り扱い方は
- 感情はただ味わうこと
- 自分で自分を慰めること
この2つです。
感情を味わうための自己対話
例えば腹が立っていて相手の嫌なところばかり考えてあんなやつ事故にでも遭ってしまえと思っている状態だとします。
この状態は、自分の感情を味わうことはせずに嫌なことに意識を向けて思考をしている状態です。
ここで自分に尋ねてください。どんな気分?と。
おそらく「腹たってるに決まってるやん」って返ってきますよね
そしたら「どんな感じがする?体に意識向けて体感を教えて欲しい」とお願いしてみましょう。
「お腹の辺りがざわざわしている」「頭に血が上っている感じがする」「暑い」「鼓動が早い」など気づくことがあると思います。
身体に意識を向けると思考はおさまるので、それ以上怒りの感情は湧いてこないと思います。
それでも怒りが湧くのは嫌なことを考えいるからです。最低5分は呼吸に意識を置いて身体を観察してみてください。
では深呼吸して「そうだね、腹たつよね。でもどうして腹が立ったのかな?」と聞いてみましょう。
「〜されて嫌だった」「〜するなんて信じられない」などという思考が出てくると思います。
では「なぜそうされると嫌な気分になるの?」と聞いてみます。
「私を大事に扱ってくれないから」「ぞんざいに扱われているから」「私の気持ちをわかってくれないから」「気持ちを汲んでくれないから」
大体この当たりが出てくるのではないでしょうか。
だから「悲しい」「苦しい」「辛い」という怒りの下に隠れていた気持ちも現れてくると思います。
そしてその感情の体感もまた感じてみてください。
「悲しい」はどんな体感かな?
「胸が締め付けられるような感じ」「呼吸が浅くなって苦しい」「胸が苦しい・痛い」などでしょうか。
欲しい言葉は自分が自分に言ってあげる
そうして感情を十分に感じたら自分に声をかけてあげてください。
「私は私を大切に扱うよ」「私は私が大事だよ」「大好きだよ」「気持ちに気づいてあげられなくてごめんね」「私は私を悲しませるようなことはしないよ」などなど、
感情がわかればどのような言葉をかけてあげたらいいかわかりますよね。
こういった言葉は嫌なことをした相手に期待しがちな言葉ですが、本当は自分が自分に言ってほしい言葉なのです。
物事は感情を感じ切ることで完了する
どうでしょうか?少しはスッキリとした気分になりましたか?
嫌な気持ちって相手になんとかして欲しいって思いがちなんですが
そうではなく、自分との対話のきっかけなんだと思います。
そこできちんと自分に向き合って感情を味わい尽くすことで物事は完了されるんだと思います。
もし同じような出来事が繰り返しよく起こるのであれば
自分の感情を見ていないのかもしれないので、ぜひこの記事のワークを行なってみてくださいね。
自分がどんな感情なのかわからない方は以下の記事に感情の種類を載せていますので、参考にしてみてください。あなたにピッタリな感情はどの感情ですか?
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