感情の種類

emotion

嫌なことが立て続けに起きたり、似たような現象が繰り返し起こることってありませんか?

それ、感じれていない感情があるからかもしれません。

例えば人間関係である人物に対して怒りを抱いている時、嫌な気持ちを味わうのが嫌で考えないようにしていたり、感情を押し殺してその人物と接したりしていると、また別の人物が現れてあなたを嫌な気持ちにさせてきたりします。

そんな時は一度立ち止まって自分の感情を見てみませんか?

その人物に対して「怒りを感じている」ことを認める。「嫌っている」ことを認める。

さらにその人物に「傷つけられて悲しい」という気持ちを認める。


自分がどんな感情を抱いているかわからないときは、以下の表を見て、どんな感情に近いのか探してみましょう。

プルチックの感情の輪

こちらは「プルチックの感情の輪」と呼ばれるものです。

1980年にアメリカの心理学者ロバート・プルチック(Robert Plutchik)氏が提唱した、円すいを逆さまにしたような色彩立体の感情モデルです。

8つの花びらはそれぞれ、8つの基本感情を表しています。怒り、恐れ、期待、驚き、喜び、悲しみ、信頼、嫌悪です。中央に行くほど感情は強くなり、外側は弱くなります。

感情が弱くなるほど隣り合った感情との区別がつきにくく混じり合ったものになります。

8つの基本感情

喜び
joy
希望が達成された時や、優しさを感じた時の爽やかな気持ち
信頼
trust
心配することなく、信じて安心できる気持ち
恐れ
fear
害悪や危険な事柄に対して逃避したいと感じる気持ち
驚き
surprise
予期しない事象を体験した時の瞬間的な感情
悲しみ
sadness
物事がうまくいかなかった時や、大切なものを失った時に感じる残念な気持ち
嫌悪
disgust
憎み嫌い、不快に感じる気持ち
怒り
anger
侮辱されたり傷つけられたりした時に起こる不愉快な気持ち
期待(予期)
anticipation
事柄が自分の思いどおりになることを望む気持ち

基本感情が混じりあって起こる二次感情(混合感情)

隣り合う感情が混じりあった時、高度な感情が生まれます。


喜び+信頼
かわいがり、慈しみ、いたわりの気持ち
服従
信頼+恐れ
命令を受け入れ、素直に従う気持ち
畏怖
恐れ+驚き
おそれおののく気持ち
拒絶
驚き+悲しみ
相手の頼みや要求を受け付けない気持ち
後悔
悲しみ+嫌悪
過去を振り返り、くよくよする気持ち
軽蔑
嫌悪+怒り
卑しいもの、劣ったものとして相手を蔑む気持ち
攻撃
怒り+期待
敵意を持って相手を弱らせたい気持ち
楽観
期待+喜び
事態が好ましい状態に向かうだろうと気楽に感じる気持ち

一つおきの混合感情

隣同士だけでなく一つおきの感情も混ざり合います。

罪悪感
喜び+恐れ
悪いことをしたと感じて罪を償いたいという気持ち
好奇心
信頼+驚き
珍しいことや未知な物事に興味を持つ気持ち
絶望
恐れ+悲しみ
希望を全て失ってやる気がなくなる気持ち
憤慨
嫌悪+驚き
思いどおりにならないことに、ひどくイライラする気持ち
悲憤
怒り+悲しみ
悲しみといきどおりが混ざり合った気持ち
皮肉
期待+嫌悪
人を意地悪く、遠回しに非難したい気持ち
自尊心
怒り+喜び
自分の言動に自信を持ち、他からの干渉を排除したい気持ち
運命
期待+信頼
人間の意志を超えた天命に感じる気持ち

2つおきの混合感情

2つおきで混ざり合うときの感情です。



感動
喜び+驚き
ある物事に深い感銘を受けて心を奪われる気持ち
感傷
信頼+悲しみ
物事に感じて心を痛めたり同情したりする気持ち
恥辱
嫌悪+恐れ
名誉などが傷つけられて恥ずかしく感じる気持ち
憎悪
怒り+驚き
ひどく憎み嫌う気持ち
悲観
期待+悲しみ
物事を悪い方向に捉える失望の気持ち
不健全
喜び+嫌悪
心の状態が歪んで、価値観に反することをしたいと感じる気持ち
優越
怒り+信頼
他人よりも優れていることに喜びを感じる自己肯定の気持ち
不安
期待+恐れ
良くないことが起こるのではと恐れる、落ち着かない気持ち

ある出来事に対してどのような感情を抱いているのか、これらの表を見て近い感情はどれか探ってみてはいかがでしょうか?

人生で大切なことは感情を感じることではないだろうかと思うようになってきました。

「今どんな気持ち?」と自分に尋ねることで頭と心がつながるような気がします。

そして感情を味わうことで物事は完了するのだと思います。


繰り返し同じことが起こる方は以下の記事を参考にして感情を味わい、物事を完了させてくださいね。

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