Noを言われる練習

emotion

NVCの講座で、Noを言われた時のテンプレートを教わった。
まず自分が相手にして欲しいことをお願いする
「〇〇して欲しいんだけどいい?」
そして相手に断られる「嫌です」
その後の流れがこちら
①自分の感情を明かす
②自分のニーズを明かす
③相手のニーズを探る
④お互いのニーズを満たし合うストラテジーを考える

というものだった。


恐ろしく難しい…!


私は入社してから理解し合えない先輩が職場にいて、その人にずっと存在を無視されているのだが、小さい嫌がらせや小さいやってやったぞアピールなどをされて無視するならやり通せよと思っている人がいる。

その人に存在を無視しないでと言ってみたと仮定してみた。
→無視される(断られる)
→☆超重要☆相手は断ることで満たしたいニーズがあると捉える
(ここがめっちゃ難しい。Noを言われると大体人は拒否されたとか拒絶されたと思う。しかしそうではなく、相手はそうしないと満たされないニーズがあるのだと捉えてみる。)
①私の感情は存在を否定される気がすると、自分の居場所がなくなるのではないかという不安が出てくる。怖いというのもある。(生存本能が思いっきり脅かされるのでこれもなかなか自分で認められなかったりする)
②私は人間として存在を尊重されたいと思っている。居場所に安心感が欲しいと思っている。
③相手のニーズを探る。

私の相手の場合、私を無視することで満たせるニーズは、そうすることで自分が支配しているとか私をコントロールしているという支配欲。そして自己承認だと感じた。

うぜえ!
そんなことは私を使わずに勝手にやってくれ。
と思うのだけど、相手は私の存在を介入しないと満たせないらしい。

ここで私は気づいたことは、「え、てことはなんだい、私にいてもらいたいのかい」と。
私の存在を否定したいのではなくて、私に認めて欲しいけど認めて欲しいなんて言ったら自分が私より格下だと認めることになっちゃうから認めたくなくてこんなキモいことしちゃってます状態なわけなの?!と。

そんな先輩は今日も私をコントロールしたくて必死であの手この手を使って嫌がらせをしてくる。
ほんと鬱陶しいんだけど、ここは一旦「感情を感じるメソッド」で感じきってみる。

消えるんだよね。マジですごい。

脱線した④にいこう
お互いのニーズを満たすには?
私は存在否定されているわけではなく、むしろ相手は自分の価値を私に委ねちゃってるのでクリアになる。
相手のニーズは自分自身で自己肯定感育むしかないよねって思う。

おそらくこれからも全然鬱陶しいと思うと思う。
だけど相手が私の居場所を脅かす存在ではないし、中二病なんだなと思うと少し笑ける。

私は相手にこのテンプレは使えないと思う。
パートナーやこれから先もっとお互いにわかり合いたい相手なら使うだろう。

しかしこれは相手の成熟度によって受け皿の大きさが変わるので受け取られない可能性が高い。
日々の会話で少しずつ練習するのがいいだろう。もっと軽い会話で。

と言ってもなかなか本当に使えないのだ。
先日友達(絶賛子育て中)の家に遊びに行った時に子供がご飯食べない問題が起こったと聞いた。ちょうどその日NVC講座に来ていた方も同じ話をしていたのでつい何も考えずに「そういえばNVCの講座にも同じこと言ってる人がいたよ」と。そしたら先を促されたのでNoと言われた時のテンプレを伝えた。

そしたらまあすごい勢いで「そんな時間ない!」の後はもうあんまり何言ってたか覚えてないけど正当化文句がずらずらと出てきてびっくりした。私は別にNVCを使えなどとは言ってないがNoを強めつきつけられた感じで傷ついた。そして「別に先生が間違ってるとは言ってないけど子供は生もので今しか生きてなくてそんなものは役に立たねえ」的なことを言われた。強く否定されたので言い返す気も全くならず早くこの場から去りたいという私の生存本能が現れ「危険だ危険だ早く安全な場所に避難しろ」と警報がなり、テンプレートはー??という状態に陥った。
「や、こうなるよね?!わかるー。」って分かり合えたらいいんだけど、友達は自分の生存本能が働いて攻撃的になっていることを認めてない状態なので話せなくなる。

NVCは本当に自分を降参させなくては話せないのだ。
こっわ!

これがわからないうちはすーんごい攻撃されそうだなあ〜
私も降参できない証拠だね

しかしこれもテンプレに当てはめて考えてみよう
「NVC使ったら楽になるよ?」
「そんな時間ない、そんなもん役にたたない」
→☆超重要☆相手は断ることで満たしたいニーズがあると捉える
そう思うと「余裕ないなあ、自分の時間が欲しかったんやろなあ、でもそれに罪悪感を抱いていて責められた気がしたんやろなあ」

①自分の感情を明かす→私はNVCは自分の人生において超重要であり、人生観そのものなので深く理解もせずに役に立たないなどとは言ってほしくない。いいところをうまくプレゼンできなくて悲しい。
②自分のニーズを明かす→私はこの会話ですらNVCを使えると思っているがまだうまく使えなくて分かり合えなくて悲しい。私の思っていることは1mmも伝わったと思えない。私はちゃんと伝えたいしわかり合いたい。
③相手のニーズを探る→自分の大変さをわかってもらいたい。自分の時間が欲しい
④お互いのニーズを満たし合うストラテジーを考える
私は友達が手を抜いてるなんて思ってないしできなくていいと思っている。
友達が大変であることに共感もできる。責めていない。
ただその話とNVCの話は全く別物!ってことがわかってもらえればなあ。

もう少しうまく伝えられるようになりたい。。
これもさ、言われた時はもう怖くて帰りたくて仕方ないわけよ。
帰って落ち着いて時間が経つから冷静に考えられるけど。
これをあの場で言えるようになるにはまだまだ先は長そうだ。

時間がたって落ち着いてきたら、私は最初の先輩相手にはNVCは使わないでおこうと思った。
彼女は私の人間としての尊厳を侵害することでしか自分に価値があると思えないような人だから。
これが生存本能の防衛反応であったとしても私は自分を守ることを選択する。
私は自分の生存本能の防衛反応のまま行動することを禁止していた。
人を傷つけるのが怖かったからだ。
私はもう彼女を理解しようともしない。
ただ自分を守ろうと思う。




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